病気の形

糖尿病

1.三大栄養素の消化・吸収

2.小腸での消化・吸収

3.グルコースは最も効率的なエネルギーです

脳はグルコースしかエネルギーとして使いません
たいへんな偏食ですね!

4.内分泌器官としての膵臓

5.糖尿病とは、その種類

① 糖尿病とは?
インスリンの分泌が充分でなかったり、量が充分であっても働きが悪いため、慢性的に血糖値が高い状態を示す病気です。血液中にグルコースが出過ぎるため尿に糖が出てしまうので糖尿病と言います。

その種類は?

糖尿病には2種類あります
(1)1型糖尿病
膵島に炎症などが起き、インスリンの分泌が生じないタイプです
炎症の原因はよく解っていませんが、免疫作用の異常(自己免疫疾患)といわれています。
インスリンを補充しなくては生存できないためインスリン依存型糖尿病とも言います
若い人に多いタイプです。
(2)2型糖尿病
インスリンが充分に機能しないことによって起きるタイプです 。日本人の糖尿病の大部分がこれで、食べ過ぎや運動不足(肥満)など生活習慣や加齢が関与します 。インスリン非依存型の病像を示します。
インスリンの作用は主に骨格筋・脂肪・肝臓で糖の吸収を増し、結果的に血糖値を下げます 。肥満、特に内臓に脂肪が溜まる(メタボリックシンドローム)とここでインスリンが使われるので、インスリン作用の効率が結果的に弱まる状態になります。すなわち、インスリンの量が同程度であれば 血糖降下作用は弱くなります。


膵島の破壊

① 糖尿病の合併症