探蝶の記

宮古島 探鳥

2013年3月29日から31日まで宮古島に探鳥に行ってきました。
今まで、見たことがない多くの熱帯系の蝶を見ることができました。

1.リュウキュウアサギマダラ Ideopsis similis

南国らしい翅を持つチョウである。「アサギマダラ」と名が付くが、本州で見られるアサギマダラとは別属である。
アワユキセンダングサを吸蜜。

ブルーと黒の斑が美しい。

飛んだ・・

2.スジグロカバマダラ Danaus genutia

体内に毒を保有しておりその危険性を知らせるためか非常にゆるやかに飛翔する。

ステンドグラスのような模様

3.シロオビアゲハ Papilio polytes

日本ではトカラ列島、中之島以南の南西諸島に分布する熱帯系の蝶。沖縄地方では普通に見られ、ハイビスカスなどの赤い花によく訪花する。アゲハチョウとしては小型。

ブーゲンビリアとのコラボ

♀には二通りの型があり、♂と同じく通常の白帯を持つもの(下図)

もう一方は下図のように後翅にベニモンアゲハのような斑点のあるものである。

4.ベニモンアゲハ Pachiliopta aristrochiae

インドから東南アジアにかけての熱帯域に生息し、日本では迷蝶であったが、その後定着した。この分布域の広がりには地球温暖化の影響が指摘されている。

吸蜜しながら常に羽ばたいている

5.オオゴマダラ Idea leuconoe

白黒のまだら模様が特徴的な大型のマダラチョウで、日本の蝶の中では最大級である。また、寿命も長い。ゆらゆらとゆっくりと飛ぶ。石垣市の蝶に指定されている。